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User's Voice No.5

Laulu-08II (スタンダード・タイプ)についてのご感想 - 大阪府 M.T.様 から
2014-05-24

一人暮らしの学生です。
初めに申しておきますが、オーディオに関してそれ程詳しいわけではありません。
狭いアパートで、高いお金をかけず、しかし良い音で音楽を聴きたいと思い
これまでに真空管アンプキットなどを組み立てて改造してきました。
今回、それに合うスピーカーを探していたところ
Laulu-08II を見つけて興味を持ち購入しました。

率直な感想として、低音が綺麗に響き、
透明感のある上質な音に非常に満足しています。
いくつかのジャンルの音楽を視聴しましたがJazzが一番よく合うと感じました。
本物の楽器のように耳触りがよく、聴き疲れのしない柔らかな音が特徴的です。
反対に、一部のポップスでは少しボーカルが下がる印象を受けました。
しかしこれは使用したユニットの影響が強そうです。
これから色々なユニットを取り付けて音を聴いてみたいと思える良い箱だと思いました。

参考までに以下が私のオーディオ環境です。
音源: PC (WAV形式)
出力: AKI.DAC-U2704 (秋月電子)にローパスフィルター回路を組み込み改造したもの
http://www.op316.com/tubes/lpcd/aki-dac.htm
アンプ: TU-870R (ELEKIT) を三極管接続に改造したもの
http://www.hanayuu.com/ad/3single/2011_04/kaizou.htm
スピーカーケーブル: 近所のホームセンターで購入
スピーカーユニット: W3-517SB  (TangBand)
エンクロージャー: Laulu-08II (blue*drop)

また、取引の際には親切に質問に答えて頂き、安心して購入することができました。
梱包も丁寧で、届いたらユニットを取り付けるだけで
すぐに音楽を聴くことができるようになっています。
ユニットの取り付けも鬼目ナットを使用しており、繰り返し着脱できるため、
スピーカーユニットの交換も簡単です。
総合して非常に満足のいく商品だと思います。
ありがとうございました。

Korva のコメント

T.M.様から素晴らしいご感想をいただきましたので、紹介させていただきました。

Laulu-08II にご満足いただけたようで、とても嬉しく存じます。
こちらこそ有難うございます。

ボーカルが少し低く聴こえるのは、真空管アンプなので、低域でのダンピングが悪く、
低域が少し膨らんでいるのかもしれませんね。
ロー上がりだと、実際よりも少し歳をとったボーカルに聴こえるだろうと思います。

ところで、スピーカーの話ではありませんが、
ELEKIT の TU-870 は、私も以前 愛用していた、思い入れのあるアンプです。
コンパクトで、デザインも良いですね。

このアンプは、真空管アンプにしては、音色が少しシャープで冷たく、
温かみと厚みが足りないような印象だったので、
少しばかり改造して使っていましたが、改造後は特に不満らしい不満もなく、
満足できる音質だったと記憶しています。

ごく簡単な改造で、特に需要は無いと思いますが、
参考にしたい奇特な方がいるかもしれないので、
一応 改造した部分を書いておきます。

まず、電源回路のコンデンサー C11 を、200μF にするのは基本中の基本ですね。
そして、リプルフィルターのC9とC10を、それぞれ 100μF に増量して、
バイパスコンデンサーのC7とC8を、470μF に増量して、
カップリングコンデンサーのC3とC4を、0.033μF に増量しています。

これらの部分のコンデンサーの容量の増加は、
リプルの低減と低域の厚みを増すためのものです。
しかし、このようにしても、出力トランスが小さいため、
低域での波形が崩れたり、歪が増えたりなどの弊害も考えられますが、
実際の音楽鑑賞では、特に問題を感じるようなこともなく、
意図したとおりの結果が得られたかなと思います。

このアンプは実家の方にあり、今は手元にないので、やや記憶があいまいですが、
交換したコンデンサーは、サイズ的な理由で(同じ耐圧だと基盤に足が刺さらないので)、
もともとの耐圧よりも、低い耐圧のものを使ったような記憶があります。

カップリングコンデンサーには、一部では有名な、
オイルペーパーコンデンサーの「ビタミンQ」を使いました。
このコンデンサーは、使いはじめのころは、ぼんやりとした冴えない音ですが、
エージングにより、まろやかで官能的な音色に変貌しました。

元々、オイルペーパーコンデンサーは、
カップリングコンデンサーとしては、一般的なフィルムコンデンサーと比べると、
高域特性が悪く、交換することで、アンプの特性が良くなることは考えられませんが、
オリジナルのTU-870が少しシャープで冷たい音ということもあり、
ビタンミンQに換えて、少しばかり高域特性が悪くなったことで、
温かみと厚みが加わり、かえって音色的なバランスが良くなったのかなと想像しています。

Updated 2014-05-24



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