オーディオシステムを自身が構築することは、
初めてと言ってもいいほど、オーディオには鈍感でした。
昔はラジカセなどを買ってはCDやカセットテープを聴く、
といったぐらいしかやっておらず、
アンプやスピーカーにこだわったりするなど考えもしませんでした。
2014年の春先から下手の横好きながらも、
ピュアオーディオというものに取り組み始めてから、数ヶ月経ったところで、
blue
drop
さんのスピーカーにたどり着きました。
以前より、ブログなどを拝見しており、興味を抱いておりましたところ、
モニターとして購入させて頂くことになりました。
自分でもスピーカーを作ったり、ユニットを探しては、試してみたりと、
それなりに試行錯誤はしてきたつもりですが、
所詮素人なもので。音はまぁそれなりには鳴っているけど、
どこか満足できてない状態でした。
ユニットはなんだかんだと8cmフルレンジが一番好みであると気付き、
今回、Laulu-08II FF85WK
タイプを購入させて頂きました。
早速聴き始めてから、1ヶ月が経過し、
その第一印象はどの音域もフラット。味気ないわけではなく、音の調和はとれて
いて、しっかり出ています。
聴き疲れしない印象で、何時間でも聴いていられます。
ローからミドルレンジまでは歪みのない特性で、ハイのほうは、若干物足りなさ
を感じるところはありますが、フルレンジ一発と考えると十分すぎる特性です。
ハイに物足りなさを感じる部分は、スーパーツィーターを追加して上げれば良い
と思いますが、このあたりは好みになると思います。
自分はフルレンジ一発だけでも十分満足いく音でした。
ジャズ、フュージョン、モダンジャズ、ソフトロック(女性ボーカル)、このあ
たりを好んで聴きますが、とても聴き触りが良いです。
参考までに自身の環境を記しておきます。
プリアンプは、パッシブプリといわれる3入力系統のVR付きセレクターのみで、
パワーアンプはヤフオクで有名なY氏の純アナログパワーアンプです。
10W/10WのBTL出力なのでパワーはあります。
他でデジアン(硬質な音)やLuxman(緩い音)などのアンプと比べましたが、
このパワーアンプはエネルギッシュな印象で、芯が図太い、そんな音です。
ソースはPC、LP、CDプレーヤーです。
PCとCDプレーヤーに関しては、DACを間にかましております。
ダウンロード購入したFLACやAACがメインで、CDはSACDを軸とした音質重視です。
Connie EvingsonやDan Siegelなどは特に好きです。
そんなわけで、小音量でBGM代わりに流し続けるのも良いですし、
しっかりとリスニングするにも8cmフルレンジとは思えないほど
不足のないスピーカーでした。
家のメインモニタースピーカーとして構えることになりそうです!
総評として、隅々まで造り主の思いがこもったスピーカーでした。
小型スピーカーや、フルレンジ、8cmユニットなど好きな方は是非一度、
聴いて頂きたい一品かと思います。
音への考え方、取り組み方について、今一度考えさせられるものだと思いました。
このたびはありがとうございました。