M.I
.様は、モニターの方ではなかったと思いますが、
素晴らしいご感想をお寄せくださったので、紹介させていただきました。
まことに、ありがとうございます。
Torvi-SL08 は、側面開口型BLH
なので、
直接音であるドライバーの音に対しての、
間接音であるホーン開口部からの音の重なり方が、
置く場所や、壁からの距離、壁に対する開口部の角度など、
セッティングの条件によって、様々に変化するため、
他の形式のBLH
よりも、セッティングによる音の変化が、
比較的
大きい形式だと思います。
色々なセッティングを試してみて、
心地よい音を見つけていただきたいと思います。
Torvi-SL08 で、周波数特性的にワイド・レンジを狙うなら、
Tang Band の W3-881SJF
などがお薦めですが、
Fostex の、特に FE
系のドライバーは、
ダイナミック・レンジの広さから来る、表現力の豊かさや繊細さなど、
他社のものにはない、独特の魅力があると感じます。
しかし、Fostex
のドライバーは、高能率のものが多いため、
他社のドライバーと比べると、相対的に、
低域の出力が控えめのものが多いようです。
その中でも、特に
FE83En は、
8cmドライバーとしては、fs が 160Hz
と高めなこともあって、
ロー・エンドの伸長と、厚みのある低域の再生が難しいドライバーですが、
超軽量な振動板から繰り出される、開放感と繊細感のある音には、
ファンが多いようで、私も、好きなドライバーの一つです。
あまり関係のない話ですが、そのうち、
敬愛する長岡鉄男氏へのオマージュ的な作品として、
いかにも長岡式BLH
の様に見える、FE83En 用の、
前面開口型のBLH
を設計しようと思っているのですが、
いつになることやら・・・