過日は Korkea-SC08 の送付ありがとうございました。
まず、丁寧な仕上がり感が素晴らしいと思います。
早速 Tang Bang W3-881SJF
を取り付けて再生してみました。
アンプは DENON AVR-1801や S.M.S.LのSA60、ラステームRDA-560
を切り替えて
普段よく聞いている音楽ソースをいろいろと聴いてみました。
印象は「豊かな中低音」です。
8cmという小さなサイズのスピーカーユニットから
これほどまでに豊かな音が出てくるとは驚きです。
そのため女性も男性の声も細くならずあたたかい「肉声」感があります。
各楽器も実感のある美しい響きが味わえます。
スケール感も相当なものがあります。
スピーカーユニットの性能限界までしっかり生かしていると感じられます。
今まで、スピーカーシステムの違いによる音の違いに関心を持ち、
自分なりに作りあげることが面白くていろいろと実験的に楽しんできました。
新旧のスピーカーユニットを入手しては様々に組み合わせてきましたが、
現在のメインシステムは、ホーレー社コーン紙の18cmウーファー(メーカー不明)を
大きめのバスレフ箱に入れ、FOSTEX
T250D、ビクター製リボンツイーターを
RDA-560 で 3WAYマルチアンプ駆動しています。
バックロードホーンは以前から関心を持ちながらも使ったことはありませんでした。
今年、ステレオ誌2016年8月号付録の
バックロードエンクロージャーキットを手にしたのが最初でした。
この箱に
Tang Bang W3-881SJF
取り付けで聞いてみたところ
期待した低音は出ず、特に良い印象はなかったものの、
スピーカー背面側の音を最大限に有効利用する方式としては優れていると思いました。
そこで、より中低音域を出そうと段ボール紙で延長ホーンを作成して
このエンクロージャーに付け加えたりしましたが
望むような厚みのある再生音にはなりませんでした。(写真)
特に
SA60 との組み合わせでは
使いものにならないほど中高域の強調感がありました。
その後、インターネットでバックロードホーンを調べているうちに blue*drop
を知り、
中でも進化形のデュアルバックロードホーンへの期待が俄然高まりました。
結果としまして Korkea-SC08
は前述の
キンカンした中高域の強調感を確実に改善したばかりでなく、
SA60
との組み合わせによる問題も解消してしまいました。
声の明瞭度も抜群なので、今はこの組み合わせで
テレビ音声用に使おうと考えています。
以上、モニター報告とさせていただきます。
継続して使用していく中で新たに気付くことがあれば報告させていただきます。
今後ともさらに進化したスピーカーBOXをご提供ください。
末筆ながらますますのご発展をお祈りいたします。